今回は、紹介したい音楽グループがいらっしゃいます。
「 ASIAN KUNG-FU GENERATION」・・・大好き。
アニメや映画の主題歌を世に出しておりますので代表的な作品を紹介したいと思います。
基本情報
ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション、略称:AKG)は、日本のロックバンドで、所属事務所はSpectrum Management、レーベルはキューンミュージックです。
1996年に関東学院大学の音楽サークル内で結成され、その後バンドとして活動しています。
メンバー:
後藤正文(ボーカル・ギター)
喜多建介(ギター・ボーカル)
山田貴洋(ベース・ボーカル)
伊地知潔(ドラムス)
横浜・八景島シーパラダイスまでシーサイドラインに乗れば金沢八景駅からすぐに行けちゃう素敵な環境で大学生ライフを満喫しております。
(行ったかどうかはわかりませんがアジカンメンバーも来たかもしれないと思ってシーパラ行ったらテンションも2倍高まります。)
ちなみにシーサイドラインの野島公園駅を出てすぐにあるビルの2階にある「カリビアン」というアナゴ天丼のおいしいお店がありますのでぜひ足を運んでみてはどうでしょうか?(お店の雰囲気も安心感があり、アナゴ天丼がおいしいです。)
ジャンル:
①インディー・ロック
1970年代末にイギリスをルーツとして発生し、流行からはかけ離れた個性的な音楽性を持つアーティストや音楽を指す言葉として使われています。
1980年代のアメリカでは、大学のカレッジラジオでR.E.M.やU2などが大流行し、別名「カレッジ・ロック(大学のロック)」とも呼ばれました。
ロックの一ジャンルであり、大手レコード会社主導の商業主義的な産業ロックやポピュラー音楽とは一線を画し、アンダーグラウンドの精神を持つロックのジャンルです。
この用語は、1970年代後半から1980年代初頭に隆盛を極めた産業ロックへの反発から生まれ、音楽的な挑戦とアンチメインストリームの志向を持つアーティストたちによって形成されました。
音楽の多様性を追求するジャンルであり、その音楽性は産業ロックやトップ40のポップスとは異なり、耳触りの良さやキャッチーさを否定しています。
このジャンルは、アーティストたちが自分たちの感情や政治的意見、芸術表現を目的とした音楽を演奏する場として重要な存在です。
ロックの形態の一種であり、ポップなメロディとはじけるようなサウンドが特徴となっています。
このジャンルは、イギリスとアメリカで1970年代に発生しました。
一般的には1960年代のビートルズなどに代表されるブリティッシュ・ロックを起源としており、イギリスで発生したジャンルとも言えます。
ちなみに「パワー・ポップ」という呼称は、ザ・フーのピート・タウンゼントが、自分たちのサウンド・スタイルをそう呼ぶようになったのが発端だと言われています。
それ以降、「ポップ・ロックやグラム・ロック、パンクなどの中で、はじけるようにポップなサウンドが特徴の音楽」を、「パワー・ポップ」と呼ぶようになりました。
活動期間:
1996年から現在まで
彼らは日本国内外でツアーやライブを成功させ、音楽シーンに大きな影響を与えています。
また、彼らの楽曲の歌詞は主に後藤さんが手掛けており、縦書きの歌詞カードが特徴です。
後藤さんが eastern youth(スリーピースロックバンド) の影響を受けているかららしいです。
中村佑介さん(四畳半神話大系のキャラクター原案の方です)のイラストがCDジャケットに使用されており、彼らの音楽活動は多岐にわたります。
私の音楽人生の中で衝撃を与えたバンドでございます。
関連するアニメ・映画作品
●ナルト
「遥か彼方」:
この曲は「ナルト」のオープニングテーマ。
この曲は、岸本斉史による『NARUTO』という作品とのコラボレーションとして制作され、その疾走感あるメロディと力強い歌詞が印象的です。
「遥か彼方」の歌詞は、後藤正文が作詞・作曲を手がけており、アクセルを踏み込むようなエネルギッシュな歌詞が特徴です。
歌詞の中で「遥か彼方」は、遠くにある何かを目指す意志や、未知の世界への挑戦を表現しています。
アジアン・カンフー・ジェネレーションの独特のサウンドと共に、この楽曲は多くの人々に愛されています。
私の印象は主人公たちに向けて語っているカッコいい曲のように思いました。
歌詞に「君じゃないなら」とありますがナルトにも、サスケにも、サクラに対しても考えられますし登場する他の悩み多き主要キャラクターにも向けられているようなイメージがありますし、最後の「偽ることに慣れた君の世界を塗りつぶすのさ 白く」というのは色んな意味に捉えることができて楽しいです。
「ブラッドサーキュレーター」:
この曲は「ナルト疾風伝」のオープニングテーマ。
イントロ:
熱くドライブするコードワーク(曲中での和音進行の使い方や活用の仕方)と、どこかエスニックさすら漂うペンタトニック(5音でできた音階のこと)のリフ(繰り返されるコード進行)が絡み合い、疾駆するイントロが印象的です。
Aメロ〜Bメロ:
冷徹な視線で意気揚々とこの時代を闊歩するような躍動感があります。
歌詞はディープで、焦燥感を持ちながらも情感溢れる作品となっています。
疾風伝はナルト達が成長して立派な忍者になっているのですが、過去に必死に繰り広げてきたことを思い返して、現在でも心が折れそうになった時に思い出して踏み出せと言わんばかりの勢いがある曲です。
「それでは、また明日」:
アニメ映画『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』主題歌。
ダイナミックなアレンジ:
徐々に高揚していくバンド・サウンドを聴かせます。
段々と飛翔していくようなメロディに乗って、あらゆる障害を乗り越えて想いが届いていくような気分になります。
力強い意志:
歌詞やメロディから力強い意志が感じられる曲です。
曲調に自分の体が溶けていき飲みこまれていくような印象を受けます。
メロディが心地よく何度もリピートしたくなる中毒性を感じます。
「宿縁」:
アニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』のオープニングテーマとして決定し、2023年2月8日にシングルとして発売されました。
爽快なギターロック:
ギターのイントロから始まる緊張感のある楽曲です。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONらしい力強いサウンドが表現されています。
歌詞の意味深さ:
歌詞には<過去>や<未来>といった時間軸を示す言葉が印象的に登場します。
アニメ作品の内容を意識した言葉で、過去と現在の関係性を描いています。
英雄である親たちがコンプレックスになっている主人公たちの世代を表しているかのような感じにも受けるのですが282話目のサスケ烈伝編でのオープニング曲であり宿縁は過去世からの因縁・関係という意味がありますのでサスケのことかもしれないし、その後のコード襲来編の壮大な物語になぞっているのかもしれませんね。
この曲は「Bleach」のオープニングテーマとして知られています。
ダイナミックなアレンジ:
ギターのイントロから始まる緊張感のある楽曲です。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONらしい力強いサウンドが表現されています。
歌詞の意味深さ:
歌詞には「背中の影が延び切るその合間に逃げる」といった表現があり、人生の中での葛藤や挑戦を描いています。
夜風が運ぶ淡い希望を乗せて、進むべき未来への決意を歌っています。
宮澤賢治の影響:
歌詞は宮澤賢治の詩「よだかの星」に影響を受けているとされています。
当時、ブリーチを観ていましたのでアニメを観た時にこの曲が流れた瞬間テンションが爆上がりした記憶があります。
●鋼の錬金術師
「リライト」:
この曲は「Fullmetal Alchemist」のオープニングテーマとして使用されました。
ダイナミックなギターロックサウンド:
ギターのイントロから始まる緊張感のある楽曲です。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONらしい力強いサウンドが表現されています。
歌詞の意味深さ:
「消して リライトして」という印象的なサビの歌詞があり、聴く人の心を揺さぶる不朽の名曲です。
メンバー自身のストイックな精神を表現しており、コンセプトとして「書き換える・塗り替える」が聞き手に対する強いメッセージとともに込められています。
アニメタイアップ:
表題曲は、アニメ『鋼の錬金術師』の第4期オープニングテーマに起用されました。
アニメのOPとして起用されることに対しては、メンバー間でも意見が割れたが、結果としてバンド最大のヒット曲となりました。
●僕だけがいない街
「Re:Re:」:
この曲は「僕だけがいない街」のオープニングテーマとして知られています。
楽曲の背景と再レコーディング:
「Re:Re:」は、2004年に発売されたアルバム『ソルファ』に収録されていた楽曲です。
このシングルでは、フジテレビのアニメ「僕だけがいない街」のオープニングテーマとして再レコーディングされました。
ノイタミナの主題歌としては、2010年の「四畳半神話大系」のオープニングテーマ「迷子犬と雨のビート」以来2度目の起用となりました。
楽曲の構成と特徴:
「Re:Re:」はライブアレンジをフィーチャーしており、イントロが1分半以上あります。演奏の部分が歌の部分よりも長いのが特徴です。
アニメバージョンではギター部分から曲が始まります。
アニメ「僕だけがいない街」の最終話では、高架下の壁に「Re:Re:」と書かれているシーンがあります。
その他の情報:
初動売り上げは1万枚を超え、オリコン初登場9位を獲得しました。
ジャケットには中村佑介が起用されており、以降の作品でも中村がジャケットイラストを担当しています。
●四畳半神話大系
「迷子犬と雨のビート」:
この曲は「四畳半神話大系」のエンディングテーマとして使用されました。
ダイナミックなギターロックサウンド:
ギターのイントロから始まる緊張感のある楽曲です。
ツイン・ギターが呼応し合い、ドラムが落ち着きのないビートを刻んでいくことで、焦燥感を表現しています。
歌詞の意味深さ:
歌詞には「日溜まりを避けて影が歩くように」というフレーズがあり、青さや焦燥感を抱えたまま突っ走っていく感覚を描いています。
雑踏を分けて届く捨てられた子犬の呼ぶ声が、寂しさや夜を満たす匂いとともに歌われています。
●どろろ
「Dororo」:
この曲は「Dororo」のオープニングテーマとして知られています。
「Dororo」は、TVアニメ『どろろ』のオープニング・テーマとして書き下ろされた楽曲で、シリアスなギターサウンドが印象的なアップテンポなナンバーです。
重低音の鳴りの良さは継続しながらも、これぞアジカン!なエモーションが注ぎ込まれた抜けの良い曲となっています。
MVは抽象的なカットが特徴的で、彼らの音楽スタイルを象徴しています。
●僕のヒーローアカデミア
「エンパシー」:
この曲は「僕のヒーローアカデミア」のエンディングテーマとして使用されました。
歌詞の意味深さ:
歌詞には「何もない街の静けさ」「何もない手の頼りなさ」といったフレーズがあり、主人公の孤独や無力感を表現しています。
「音のしない部屋の気まずさ」「君のいない日々の味気なさ」も、寂しさや過去の出来事に対する感情を描いています。
エンパシーのテーマ性:
タイトルの「エンパシー」は、他人の感情や経験を理解する力を指します。
主人公が他人の気持ちを理解し、共感することで成長していく姿勢が、ヒーローとしての魅力を表しています。
映画との相互作用:
映画のストーリーと時系列はアニメ本編と繋がっていますが、映画自体はオリジナルストーリーで展開されるため、初めて「ヒロアカ」を見る人でも楽しめる作品です。
●ソラニン
「ソラニン」:
映画「ソラニン」主題歌。
背景と表現:
「ソラニン」は、浅野いにおさんの同名の漫画を基に作られており、漫画の主要テーマである若者の不安定な生活と未来への不確かな希望を反映しています。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONは、通常のエネルギッシュなロックスタイルから一歩踏み出し、より感情的で内省的なアプローチを採用しています。
楽曲は、若者たちが直面する孤独感や途方もない悲しみ、そしてそれにもかかわらず持ち続けるべき希望のメッセージを伝えています。
歌詞の意味:
「ソラニン」の歌詞は、日常の中で見落としがちな小さな瞬間や感情を大切にするというメッセージを伝えています。
例えば、「思い違いは空のかなた」は理想と現実のギャップを表し、「さよならだけの人生か」は人生の別れや諦念を感じさせます。
これらの歌詞は、一見シンプルながらも、聴く人々の心の奥深くに響くメッセージが込められています。
映画との関連性:
映画『ソラニン』は、浅野いにおの漫画を原作としており、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが提供した「ソラニン」が映画の主題歌として重要な役割を果たしています。
映画内で「ソラニン」が流れることで、観客は登場人物の内面的な葛藤や、彼らが直面する現実の重みをより深く感じることができます。
「或る街の群青」:
アニメ映画『鉄コン筋クリート』主題歌。
キャッチーなメロディとアンサンブル:
「或る街の群青」は、キャッチーなメロディラインと工夫を凝らしたアンサンブルで知られています。
メロディは聴衆を引き付け、楽曲全体が躍動的に機能しています。
歌詞と映画『鉄コン筋クリート』への言及:
歌詞には、アニメ映画『鉄コン筋クリート』に登場する台詞「ソコカラナニガミエル?」が含まれています。
また、曲の最初と最後には、後藤が歌舞伎町で録音した音が流れており、街から曲が流れ、街の中に消えていくイメージを表現しています。
番外編
●ぼっち・ざ・ろっく!
アジカンが好きな方なら何から何まで気になる部分が多いのではないかというアニメ。
キャラクター名やタイトル、登場する地域はアジカンのイメージを主に製作されていますよね。
作者のアジカン愛を感じた作品ですのでぜひアニメ(マンガもございます)を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
私もアジカンが好きすぎて同じ大学に入学しましたので食いつきました。
「転がる岩、君に朝が降る」:
アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の最終回エンディングで結束バンドがカバーした楽曲です。
この歌は、何も持たずに生まれたはずなのに、臆病になってゆく私たちが、世界を丸裸のまま転がってゆく決意を歌ったものです。
3つの楽しみポイント
①独自のサウンドと歌詞
ASIAN KUNG-FU GENERATIONは、独自の音楽スタイルを持っています。
彼らの楽曲はエネルギッシュでありながら、メロディアスで深い歌詞を持っています。
後藤正文の歌詞は、日常の感情や人生の哲学に触れており、多くのファンに共感を呼び起こしています。
②ライブパフォーマンスの素晴らしさ
ASIAN KUNG-FU GENERATIONはライブパフォーマンスでも知られています。
彼らのエネルギッシュなステージングと観客との交流は、ファンにとって特別な体験となります。
彼らのライブに参加すると、音楽の魔法に包まれることでしょう。
③アニメソングの制作
ASIAN KUNG-FU GENERATIONは多くのアニメのオープニングやエンディング曲を手がけています。
アニメファンにとっても馴染み深く、その存在感は大きいです。
関連動画
視聴方法
それぞれの映像作品について
ナルト
物語は、忍同士が超常的な能力「忍術」「体術」「幻術」「仙術」を駆使して派手な戦いを繰り広げるバトルアクション漫画としてスタートします。
また、アジア各地の民話や伝承、宗教のオマージュを巧みに取り入れた世界観の中で、主人公と仲間たちの友情、裏切りと復讐、師弟や家族の絆が中心として描かれ、忍の世界とその起源・歴史を含めた重層的なストーリー展開となっています。
ブリーチ
魅力的なキャラクターが大量に存在しており、カッコいい技を繰り出す姿は燃えます。
必ず好きなキャラクターに出会えるのではないでしょうか?
物語の主人公である藤沼悟は、「再上映(リバイバル)」と呼ばれる特殊能力を持っています。
この能力は自分の意思とは無関係に発動し、直後に起こる悲劇的な出来事を未然に防げるまで何度も時間が巻き戻るというものです。
ある日、悟は母親を救うために能力が発動し、1988年へとタイムリープします。
そこで同級生の雛月加代と杉田広美が殺害された連続誘拐殺人事件に関わることとなり、物語が大きく動き出します。
森見登美彦による日本の小説で、京都市を舞台に、京都大学3回生の男子学生が、1回生時に選んだサークルによって自らの大学生活をいかに変えていったか、その可能性を描いています。
物語は、独立した4話から構成されており、各話で「私」という一人称の視点から異なるサークル・組織に所属する人々の物語が展開されます。
結末や登場人物が共通・関係しあっており、第4話で「私」は並行世界を横断することになります。
物語は戦国時代を舞台に展開されています。
醍醐の国の主である景光は、ある寺のお堂で十二体の鬼神像に領土の繁栄を願い出ました。
その代償として、景光の世継ぎは身体のあちこちが欠けており、忌み子として川に流され、捨てられてしまいます。
しかし、時は流れ、鬼神は景光との約定を果たし、国には平安が訪れました。
物語は、超常能力「個性」を持つ人々が当たり前の世界で展開されています。
主人公は「無個性」の少年、緑谷出久(通称「デク」)です。
彼は憧れのNo.1ヒーローであるオールマイトと出会い、その内に秘めるヒーローの資質を見出されます。
オールマイトから「個性」ワン・フォー・オール(OFA)を受け継いだことで、出久の冒険が始まります。
ぼっち・ざ・ろっく!
はまじあきによる4コマ漫画を原作にした作品で、人見知りでギターに熱中する主人公、後藤ひとりが、バンド活動を通じて成長していく姿を描いています。
5話目のバンド審査があるのですがこのシーンで泣いてしまいました。
6話目の路上ライブをするシーンについても・・・泣きました。
8話目の逆境のライブシーンも泣いちゃった。
私、涙もろいすぎでしょう。
12話目は「転がる岩、君に朝が降る」がエンディング曲となっているのですが、オリジナルと比べ、別曲に仕上がっています。
これからも夢に向かって自分たちは歩んでいくんだというフレッシュな明るい曲になっているので聞き比べても楽しいです。
全ての話のタイトルがアジアンカンフージェネレーションの曲名にかけてありますのでそれだけでも楽しいです。