今回、紹介したいゲーム作品は「零 -刺青ノ聲-」
気になるゲーム内容
ゲーム「零 -刺青ノ聲-」は、テクモのホラーアクションアドベンチャーシリーズ「零」の第3作目です。
主人公は、霊媒師の天倉澪と、彼女の助手である浅見優と、彼女の友人である天倉繭の3人です。彼らは、澪の依頼で、山奥にある廃墟の屋敷「霧島館」にやってきます。
そこで彼らは、射影機と呼ばれる特殊なカメラを手に入れ、そのカメラで霊を撮影しながら、館の謎を解き明かしていきます。
しかし、館には、刺青の呪いによって死んだ女性たちの怨霊が彷徨っており、彼らは次第に恐怖に陥っていきます。
知りたいゲームジャンル
ジャンル : 和風ホラーアクションアドベンチャー
プレイステーション2:2005年~
3つの楽しみポイント
①夢と現実を行き来する独特なゲームシステム
主人公の黒澤怜は、眠りの家と呼ばれる屋敷で夢を見ながら、その中で出会った人々や霊の謎を解き明かしていきます。
しかし、夢の中で見た刺青の呪いが現実にも及び、怜の体にも刺青が広がっていきます。
夢と現実の境界が曖昧になっていく様子は、プレイヤーにも不安と恐怖を与えます。
夢の中では、射影機というカメラで霊を撮影して戦うことができますが、現実では無力です。
夢と現実のギャップが、緊張感を高めます。
②美しくも悲しい物語
怜は、交通事故で婚約者の優雨を亡くしており、彼に会いたい一心で眠りの家に足を踏み入れます。
そこで彼女は、刺青の巫女と呼ばれる零華という女性の悲劇を知ります。
零華は、双子の姉である蓮華とともに、双子の儀式という残酷な儀式に選ばれ、姉を殺してしまったことで呪われたのです。
零華は、自分の刺青を他人に移すことで呪いを逃れようとしますが、その代償は大きく、彼女は孤独と苦痛に苛まれます。
怜は、零華の想いを受け止めながら、優雨との再会を目指しますが、その先には衝撃的な真実が待っています。
物語の結末は、涙なしには見られません。
③シリーズ作品との関連性
本作は、『零』シリーズの第3作目ですが、前作の『零 ~紅い蝶~』や初代の『零 ~zero~』とも繋がりがあります。
例えば、怜のアシスタントとして登場する天倉澪は、『紅い蝶』の主人公の一人であり、彼女の双子の妹である繭の行方を探しています。
また、怜の友人である天倉螢は、『zero』の主人公である雛咲深紅の叔父であり、彼女の兄である真冬の仕事仲間でもあります。
さらに、本作の舞台である眠りの家は、『紅い蝶』の舞台である皆神村の近くにあるという設定です。
シリーズ作品をプレイしたことがある人にとっては、これらの関連性が嬉しいサプライズになります。
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