今回紹介した怪獣は「ギャオス」
ギャオスに対する考察も含めて楽しんでいただければと思っています。
- ギャオスの外見
- 昭和ギャオスとは
- 平成ギャオスとは
- イリスとは
- エスギャオスとは
- ジーダスとは
- ギャオスの強さ
- ギャオスの全作品共通技
- 古代生体兵器としてのギャオス
- ゴジラの世界だったとしたらゴジラの立ち位置
- 最後に・・・
ギャオスの外見
昭和ギャオスと平成ギャオスで共通ポイントがあります。
①羽根はコウモリのように数本の指骨に支えられ、その間を皮膜がつないだ構造です。
②頭部は上方から見ると歪んだ六角形で、鼻先や後頭部両側後方が尖っています。
③尾はあまり長くないが、先端が魚類の尾鰭に近い扇状になっています。
昭和ギャオスとは
名称の由来
ギャオスは「ギャオーッ」と鳴くことから名付けられました。
弱点
夜行性で、太陽光(紫外線)を苦手としています。
特徴
血や肉を好むため、人や家畜などを捕食します(ただし、宇宙ギャオスは例外)。
巨大な翼を持ち、俗には「怪鳥」とも呼ばれますが、実際には羽毛がなく、牙があるため、鳥とは言えない生物です。
空戦能力
ギャオスの空戦能力は高く、ガメラも空を飛ぶが空中戦ではギャオスに分があった。
身長
約65メートル
重さ
その一方で、驚くべきことに、体重はたったの25トンです
平成ギャオスとは
特徴
①巨大な翼
ギャオスは巨大な翼を持ち、飛行戦を得意としています。
②夜行性:
ギャオスは夜に活動する習性があります。
③紫外線を苦手とする
太陽光(紫外線)を避ける傾向があります。
④共食いの傾向
成長に伴って凶暴性が増し、食糧不足になると同種間で共食いを始めることもあります。
性格
①凶暴で執拗
ギャオスは人間を執拗に襲う習性があります。特に『GⅠ』では3匹の個体が登場し、人間を襲いました。
その中で生き残った1匹はさらに成長し、再び人間を襲撃しました。
②古代の生体兵器
ギャオスは古代アトランティスによって造られた生物で、多くの生物の優れた遺伝子が組み込まれています。
単体生殖が可能で、増え続ける能力を持っています。
さて、ギャオスの翼長と重さについてですが、ギャオスは成長に伴って驚くべき大きさになります。
③翼長
孵化直後から体長は数メートルとすでに人間よりも大きいですが、成長速度が非常に速く、亜成体では約15メートルから46メートル、成体に成長すると185メートルにも達します。身長 は85 mになる。
④重さ
ギャオスの体重は数十キログラムから78トンにもなります。
イリスとは
外見
イリスは、蛾のような姿をしています。
その体は黒く、翼は大きく、触角が特徴的です。
目は赤く光り、不気味な雰囲気を醸し出しています。
能力
イリスは強力な生物で、ガメラとの戦いで圧倒的な力を発揮します。
翼から放つエネルギー光線は、建物を破壊し、ガメラを追い詰めます。
また、イリスは瞬時に翼を広げて飛行することができ、高速で移動します。
象徴的意味
イリスは「邪神」としての側面を持ち、人々の選択や善悪の狭間で揺れる姿が、作品のテーマとなっています。
体長・翼長・体重
体長: 約88メートル
翼長: 約190メートル
体重: 約78トン
イリスの主な技
①プラズマ火球
イリスは翼から放つエネルギー光線を使用します。この光線は建物を破壊し、ガメラを追い詰めます。
イリスのプラズマ火球は非常に強力で、戦闘において大きな脅威となります。
②高速飛行
イリスは瞬時に翼を広げて飛行することができ、高速で移動します。
その機動力を活かして、ガメラとの戦闘で戦術的な優位性を築ります。
③急速な成長
イリスは短期間で急速に成長します。
繭を形成し、その中で変化を遂げます。
綾奈が育てたイリスは、ガメラとの壮絶な戦いに挑む存在となります。
エスギャオスとは
概要
エスギャオスは『GAMERA-Rebirth-』の終盤に登場し、本作のギャオスの特異個体です。
設定資料集によれば、「S」とは「special mutation」や「スゴい」の意味があるとされています。
ユースタス財団の上層部によれば、このような個体が発現したのは10万年ぶりだともされています。
成長と特徴
エミコ・メルキオリがバイラスの死骸を摂取したことで増殖細胞が暴走し、エスギャオスは瞬く間に巨大化しました。
体長は340メートル、体重は3,600トンで、バイラスをも超える最大の体躯を持ちます。
頭部には新たに反射膜が発現しており、複数の目を持つのも特徴です。
生態
通常のギャオスとは比較にならないほどに巨大化しており、ガメラをも圧倒する巨体を持ちます。
防御力も大幅に上昇しており、火焔弾に耐える舌を持っています。
舌を使って特定のRNAウイルスを対象に投与し、「リプログラミング」する能力を持っています。
巨大な体躯
エスギャオスは巨大な体を持ち、体長は340メートル、体重は3,600トンに達します。
通常のギャオスとは比較にならないほどに巨大化しており、その存在感は圧倒的です。
頭部の特徴
頭部には新たに反射膜が発現しており、複数の目を持つのも特徴です。
この特異なデザインは、エスギャオスが通常のギャオスとは異なる存在であることを強調しています。
色彩とテクスチャ
エスギャオスの体表は、バイラスとの融合による異常な細胞増殖を反映しています。
皮膚は荒々しく、バイラス由来の特異な模様が浮かび上がっています。
怪獣としての威容
エスギャオスは、ガメラをも圧倒する巨体を持ち、防御力も大幅に上昇しています。
舌を使って特定のRNAウイルスを対象に投与し、「リプログラミング」する能力を持っています。
①超音波メス
エスギャオスは、300万サイクルの超音波を使って対象を切り裂く切断技を持っています。
この超音波メスの動作で舌を伸ばすことが可能で触手のように精細で俊敏な動きでき、戦闘中に対象を捕捉することができます。
一度捕捉されたら、怪獣でも自力で舌を抜き取ることが困難です。
②急速な再生能力
エスギャオスは他の怪獣の血肉を摂取することで急速に成長したり再生したりする能力を持っています。
その結果、体長は340メートル、体重は3,600トンに達し、シリーズ全体で最大の体躯を持つ怪獣となりました。
そして、その超巨大な体から放たれる物理攻撃はありえない高さから振り下ろすことでギャオスとは思えない攻撃力になります。
③多眼と反射膜
エスギャオスは複数の目を持ち、頭部には新たに反射膜が発現しています。
これはシリーズの「本編」に登場した怪獣としては初めての特徴です。
不気味さはあるが、複数の目がどのような役割をはたしているかいまいち、わかりませんでした。
もしかしたら、急速な成長に合わせて外の情報を通常より多く取り込む必要があったのかもしれません。私であれば色んな情報が入ってきてパンクしそうですが・・・
ジーダスとは
外見と特性
ジーダスはエリマキトカゲや恐竜を思わせる風貌を持つ怪獣です。
ガメラシリーズの怪獣としては珍しく、オーソドックスな恐竜型の外見をしており、造形も従来のガメラ怪獣とは異なります。
体長は最大で150メートルにも達し、水陸両生の性質を持っています。
いぼ状の皮膚は攻撃を跳ね返しやすい特性を持ちます。
舌先にはハープーン舌と呼ばれる100メートルもの長大で強固な舌を持ち、攻撃に使用します。エスギャオスが同じ特徴をもっていたのかもしれません。
性格は残忍で、人肉を好んで喰らいます。さすがギャオス細胞の影響が強く出てるのでしょう。
特徴をまとめると
①ハープーン舌
ジーダスは、舌先に100メートルもの長大で強固な舌を持っています。
この舌は血液を充満させて硬化させ、鉄板を貫通する威力を持ちます。
ガメラの甲羅を貫通することも可能です。
②喧嘩キック
ジーダスは強靭な足腰から「喧嘩キック」を繰り出します。
作中では何度も繰り出しておりますのでぜひご覧になって観てください。
しゃがみ込むような姿勢から放たれるキックはまさに喧嘩キック。
200メートルもの距離を反動や助走なしで放物線上にジャンプしてビルからビルへと飛び移るなど、凄まじい脚力と身軽さを誇ります。
③いぼ状の皮膚
ジーダスの皮膚は攻撃を跳ね返しやすい特性を持っています。
そして身体能力は戦闘でも生かされ、後ろの長い尻尾も武器になります。
ギャオスの強さ
①空戦能力
ギャオスは異常ともいえる空戦能力を持ち、外宇宙の惑星での繁殖や成層圏への超短時間での到達が可能です。
体長が85mというデカさで空を自由に動き回り、宇宙でも活動ができることから地球外生命体が現れても空中戦で対抗できるポテンシャルを秘めている。
地上戦を得意とする怪獣には相性が悪いといえます。
②生存能力
宇宙空間での生存能力も示唆されており、非常に頑健です。
どんなところでも生きていけるということは恐怖を覚えます。
③夜行性
夜に活動する習性を持ちます。
生物が寝静まる時間に活動を行うということはかなりの驚異だと思います。
警戒して寝なければ体力と精神が疲弊していき、結果狩られることになるでしょう。
④捕食行動
血や肉を好み、人や家畜などを捕食します(ただし、宇宙ギャオスは例外です)。
温厚ではなく、好戦的で狩猟本能もあり、チームワークと戦闘センスはどの怪獣でも打開する方法を見つけることは困難でしょう。
⑤特異な外見
巨大な翼を持ち、羽毛がなく、牙があるため、鳥とは言えない生物です。
初登場時は「怪獣類」という分類が提唱されました。
遠くから見ればワイバーンや朱雀等にも見える姿は人類に勝手に悪いイメージをつけさせます。
ギャオスの全作品共通技
①超音波メス
ギャオスの最も強力な武器で、口から発射される超音波メスは、300万サイクルの超音波で対象を切断します。
②再生能力
ギャオスは優れた再生能力を持ち、欠損した部位も時間が経過すれば再生されます。
ちなみに細胞が紫外線による劣化で収縮するため、太陽光線を嫌います。
③空中戦能力
ギャオスは空中での活動が得意で、ガメラとの戦いではその機動力を活かして戦います。
④単為生殖(平成~)
ギャオスは単為生殖(パートヘノゲネシス)が可能です。
これは、単一の親個体から子孫を生む能力を指します。
つまり、ギャオスは交配を必要とせず、自己受精や他の方法で子孫を生み出すことができます。
古代生体兵器としてのギャオス
●文明の制御と破壊
ギャオスは超古代文明によって創り出され、その目的は文明の制御や破壊に関連している可能性があります。
彼らはギャオスを武器として使用し、敵対的な文明を抑制または排除するために計画したのかもしれません。
他の文明が発展しないようにするため送り込んで都市を破壊する必要があります。
迅速に目的地に向かうための手段として飛行能力に長け、破壊や自分たちの力を見せつけるために超音波メスが使用できるようになったのではないでしょうか。
●生態系の調整
ギャオスは肉食性であり、人間の血肉を好むことが知られています。
超古代人は生態系を調整するためにギャオスを放つことで、他の生物の数を制御し、生態系のバランスを保つことを意図していたかもしれません。
もちろん、人間も含まれているため当時の権力者の多数派が自然環境の維持に注目していたと考えられます。
●科学的実験
超古代人はギャオスを科学的実験の一環として創り出した可能性があります。
彼らは生物工学や遺伝子操作を用いて、新たな生物を作成し、その特性を研究したのかもしれません。
そして、一番力を入れて実験をしていたのがギャオスだったのかもしれません。
実験を多く行うことで必要となった能力が再生能力と繁殖能力であったとも考えられます。
成長スピードも早さも実験を行う上で必要だったとのかも・・・
●宇宙や異次元の脅威への対抗
ギャオスは地球外や異次元から現れる怪獣と戦うために創り出された可能性があります。
超古代人は異次元の脅威に対抗するためにギャオスを利用したのかもしれません。
そう考えると地球の危機が訪れた時、ガメラとギャオスが共闘する可能性もあります。
その時に四神獣の設定を生かし、玄武がガメラ、イリス(ギャオス)が朱雀として残りの青龍と白虎に位置付ける怪獣が出てきて、ゴジラでいうキングギドラのような存在に対して戦うというのはすごく熱い展開ではないでしょうか。
例えば、ガメラリバースでの印象だと青龍を深海怪獣ジグラとして、白虎を大悪獣ギロンを位置付けても良いかもしれません。昭和設定のギロンだと地球外生命体に位置付けてしまうかもしれませんが、宇宙ギャオスもいたので地球から拝借した生物とすれば問題ないでしょう。
ゴジラの世界だったとしたらゴジラの立ち位置
ギャオスのポテンシャルはゴジラ界のゴジラに匹敵すると思っています。
① メッセージ性
ゴジラは原爆問題や放射能の影響に対してのメッセージ性の強い怪獣とされています。
ギャオスは人口増加による生態系のバランスを考えさせられる怪獣です。
② 恐怖感
ゴジラは常に人間に恐れられるように描かれています。ギャオスも登場当初から恐怖感が強い怪獣でした。
人々や家畜の肉を好み、捕食します。そのため、人々にとって恐怖の存在であり続けました。
③ G細胞
ゴジラといえば、ビオランテなどのG細胞を取り込んだことによる進化を遂げた怪獣たちですが、実はギャオスの細胞も同じような効力があります。
「小さき勇者たち〜ガメラ〜」に登場するジーダスという怪獣がいるのですが、あるトカゲがギャオスの肉を食べたことにより、DNAを取り込み突然変異した姿であることからゴジラ細胞と同じ特性があると考えます。
④ 進化
ゴジラは進化し続ける存在です。ギャオスも急激に進化を遂げる生命体です。
平成版ギャオスは成熟するだけで弱点がなくなり、体長も85mと3代目ゴジラよりでかい。
その後に進化した「ギャオス・ハイパー」は体長88mとよりデカくなっている。
これで繁殖能力が高いため何体も存在しており、そんなのが空を自由に飛び回り一斉に攻撃してきますので大抵の怪獣では勝てません。
⑤ 亜種
ゴジラ作品で亜種といえば「ゴジラ・フィリウス」や作品中その他で出てくる「セルヴァム」でしょう。
ギャオスでも人気最高峰の亜種が存在しています。それが「イリス」です。
芸術的なビジュアルとカリスマ性の塊なのですが、やはりガメラに対しての恨みが強いです。
⑥ 限界なき成長
ゴジラシリーズで最大級のゴジラといえば「ゴジラアース」さんです。
体高300 m以上であり、全長は600m以上とされる超巨大ゴジラです。
でも植物から進化しています。
ギャオスも突然変異の個体である「エスギャオス」というのが存在します。
体長340 mとされており、翼長は不明ではあるが広げれば体長の2倍はあると思われますがこの個体は飛べないので考えなくても良いと思います。
それよりも全長です。作中ではかなりの尻尾の長さから全長は600m以上であると考えます。攻撃力・防御力に特化したことでガメラの連射火球を耐え、超音波メスは海を割るほどです。
最後に・・・
わたしはギャオスをメインにした「ギャオス」という映像作品のシリーズを作ってほしいと本気で願っています。
ギャオスを題材としてパニック映画を製作すれば、ギャオスの特徴からエイリアンやゾンビのような絶望感と恐怖感を与え最高な映画に仕上がると思います。
ゴジラのVSシリーズのようにいつでも他の怪獣と戦わせることもできますし・・・。
ぜひ、ギャオスを今後ともよろしくお願いいたします。