今回、紹介したい映像作品は「風の谷のナウシカ」
気になるあらすじ
物語は、人類が高度な文明を失った千年後の世界を舞台にしています。大地は猛毒を放つ菌類の森「腐海」に覆われ、そこには巨大な昆虫「蟲」が住んでいます。人間は腐海から離れたわずかな土地で生き残っていますが、トルメキアと土鬼という二つの大国が覇権を争って戦争を繰り広げています。
主人公のナウシカは、腐海の辺境にある小国「風の谷」の王女で、蟲や自然と心を通わせることができる少女です。彼女は腐海の瘴気を浄化する方法を探していましたが、トルメキア帝国がペジテ市から奪った最終兵器「巨神兵」を巡る争いに巻き込まれてしまいます。ナウシカは巨神兵を使って腐海を焼き払おうとするトルメキアの野望を阻止するために、ペジテの王子アスベルや旅の剣士ユパと共に冒険に出ます。
途中でナウシカは、腐海が実は大地を浄化していることや、蟲が腐海のバランスを保っていることを知ります。また、かつて人類が起こした「火の七日間」という大戦争が、現在の世界の原因であることも明らかになります。ナウシカは人間と自然との共存の道を探す中で、多くの困難や試練に直面しますが、その度に勇気と優しさで乗り越えていきます。
知りたい映像作品ジャンル
ジャンル : ファンタジー
原作 : スタジオジブリ
放送開始 : 1984年~
3つの楽しみポイント
ナウシカは、腐海の辺境にある小国「風の谷」の王女で、蟲や自然と心を通わせることができる少女です。彼女は勇敢で優しく、カイトのような小さな機体で大空を飛んだり、蟲たちに対しても殺さずに理解しようとしたりします。また、彼女は腐海が実は大地を浄化していることや、人間がかつて起こした「火の七日間」という大戦争が現在の世界の原因であることなど、真実を知りますが、それでも人間と自然との共存の道を探そうとします。ナウシカは、その強さと優しさで多くの人々や生き物たちに影響を与えていきます。
②迫力あるバトルシーンと美しい音楽
この作品では、ナウシカや仲間たちがトルメキアや土鬼という二つの大国や巨神兵という最終兵器と戦うバトルシーンが多くあります。それらのシーンでは、ナウシカが操るメーヴェやバージなどの機体や、蟲たちが放つ光や音などが見事に描かれており、迫力満点です。また、バトルシーンだけでなく、風の谷や腐海などの自然の美しさや神秘さも感じられます。作品全体を彩る音楽は、久石譲が担当しており、壮大で感動的な曲が印象的です。
③普遍性を持つメッセージ
この作品は、1984年に公開されましたが、その後も多くの人々に愛され続けています。その理由は、作品が持つメッセージに普遍性があるからだと言えます。作品では、人間が自然を破壊し、戦争を繰り返すことで地球を荒廃させてしまったことが描かれています。しかし、それでもなお自然は人間を許し、浄化しようとしています。ナウシカはその真実に気づき、人間も自然も敵ではなく友だと説きます。この作品は、人間と自然との調和や平和への願いを伝えており、現在でも共感できる内容です。
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視聴方法