今回、紹介したい映像作品・マンガは「ゲゲゲの鬼太郎」
気になるあらすじ
墓場から生まれた幽霊族の少年・鬼太郎が、人間に災いをもたらす妖怪や悪しき者たちと戦う物語です。鬼太郎は、自分の父親である目玉おやじや、ねずみ男、砂かけ婆、子泣き爺などの仲間たちとともに、人間と妖怪の共存を目指して活躍します。
各シリーズでは、時代背景や登場キャラクター、ストーリー展開などが異なっています。最新の第6シリーズでは、インターネットやスマートフォンなどの現代社会における問題や、日本だけでなく世界各地の妖怪や伝説が登場しています。
知りたい映像作品ジャンル
ジャンル : ホラー
原作 : 水木しげるさんのマンガ。6度のアニメ放映
放送開始 : 1968年~
3つの楽しみポイント
①水木しげるの描く妖怪たちの個性や魅力
日本の伝統的な妖怪だけでなく、海外の妖怪や神話の存在も登場し、様々な文化や歴史に触れることができます。
例えば、第6シリーズでは、中国の妖怪・九尾の狐やエジプトの神・アヌビス、ギリシャの神・ゼウスなどが登場します。
それぞれの国や地域の伝承や信仰に基づいた特徴や能力を持ち、鬼太郎たちと対立したり協力したりします。
また、水木しげるは自ら妖怪を創作したり、既存の妖怪にオリジナルの設定を加えたりしています。例えば、ぬらりひょんは水木しげるが考案した妖怪であり、目玉おやじは鬼太郎の父親という設定は水木しげるが付け加えたものです。
②鬼太郎や仲間たちの活躍は、人間と妖怪の関係や社会問題にも通じるメッセージ
正義と悪、愛と憎しみ、理解と偏見など、普遍的なテーマを考えさせられます。
例えば、第6シリーズでは、インターネットやスマートフォンなどの現代社会における問題が多く取り上げられます。ネット上で拡散されるデマや誹謗中傷、個人情報の流出や盗用、サイバー犯罪やテロなどが描かれます。
また、鬼太郎は人間と妖怪の間に立って行動することが多く、両者の葛藤や共存を目指します。人間に害を及ぼす妖怪を倒す一方で、人間に迫害されたり理解されなかったりする妖怪にも同情したり助けたりします。
③各シリーズでは、時代に合わせてアニメーションや音楽、声優などが変化
それぞれのシリーズには独自の魅力や特色があり、比較したり楽しんだりすることができます。
例えば、第1シリーズはモノクロで放送された唯一の作品であり、原作に忠実なグロテスクさや社会風刺が強調されています。第2シリーズはカラー化された最初の作品であり、鬼太郎ファミリーが固定されています。
また、各シリーズでは主題歌やエンディング曲が異なっており、様々な歌手や編曲家によってアレンジされています。声優も各シリーズで変わっており、鬼太郎役は野沢雅子、石田彰、高山みなみ、野沢雅子(再び)、小西克幸、沢城みゆきという順に変遷しています。
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視聴方法