今回、紹介したい映像作品・マンガは「神霊狩/GHOST HOUND」
気になるあらすじ
九州北部の架空の町・水天町に住む中学生の古森太郎、大神信、中嶋匡幸は、それぞれ消し去ることのできない過去を持っています。太郎は11年前に誘拐された事件の生き残りで、母親はそのショックで精神を病んでいます。信は同じ事件で兄を亡くし、父親は教会の牧師として信仰に走っています。匡幸は東京から引っ越してきた転校生で、父親は脳科学者として人体実験に関わっています。
三人は「魂抜け」と呼ばれる体外離脱体験をすることができます。彼らは「現世」とは異なる世界「幽世」(かくりよ)に入り込み、そこで不可思議な現象に遭遇します。死者の目撃、神霊の知覚、想像したものの発現などです。
「幽世」には異変が起こっており、「現世」にも影響を及ぼしています。三人は「幽世」の秘密や11年前の事件の真相に迫っていきます。そこには、人間武器化計画やシャーマニズムや精神医療などが絡んでいました。
三人はそれぞれ自分の過去や家族と向き合いながら、「現世」と「幽世」の均衡を保つために奮闘します。
知りたい映像作品ジャンル
ジャンル : ホラーファンタジー
原作 : Production I.Gの20周年記念作品として制作されたアニメ
放送開始 : 2007年~
3つの楽しみポイント
①現代の科学と古代の神話が交錯する独特の世界観
脳科学やシャーマニズムなどの専門的な知識も盛り込まれていますが、難解にならずに物語に組み込まれています。
②三人の主人公たちの成長と家族との関係
それぞれに過去のトラウマや家族の問題を抱えていますが、仲間やカウンセラーなどの支えを得て、自分自身や家族と向き合っていきます。
③美しい映像と音楽
水天町の自然や「幽世」の不思議な風景は、Production I.Gの高い技術力で描かれています。音楽はTENGが担当し、神秘的で幻想的な雰囲気を醸し出しています。
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視聴方法