今回、紹介したい映像作品は「遊星からの物体X」
気になるあらすじ
南極の研究基地に住む12人の科学者たちは、近くのノルウェーの基地から逃げてきた犬を保護します。
しかし、その犬は宇宙から来た寄生生物で、人間や動物に擬態して感染を広げることができます。
科学者たちは、誰が本物で誰が物体Xなのかを見分ける方法を探しながら、生き残りをかけて戦います。
この映画は、1951年の映画「宇宙からの侵略者」のリメイクで、原作はジョン・W・キャンベル・ジュニアの小説「誰が人間か」です。
批評家や観客からは当初酷評されましたが、後にカルト的な人気を得て、SFホラーの傑作として評価されるようになりました。
知りたい映像作品ジャンル
ジャンル : SFホラー
主演 : カート・ラッセル
再生時間 : 109分
3つの楽しみポイント
①映像効果
物体Xの変身シーンは、当時の最先端の映像技術を駆使して作られました。
特殊メイクやアニマトロニクス、ミニチュアなどを組み合わせて、人間や動物の姿から異形の生物に変わる様子をリアルに表現しました。
血や内臓などのグロテスクな描写もありますが、それが逆に物体Xの恐怖感を高めています。
②サウンドトラック
映画の音楽は、イタリアの作曲家エンニオ・モリコーネが担当しました。
彼は、ジョン・カーペンターの要望に応えて、シンセサイザーを中心とした不気味で緊張感のあるサウンドトラックを作りました。
映画の雰囲気にぴったり合っており、観客の心理を揺さぶります。
③テーマ:
映画のテーマは、人間のアイデンティティや信頼、孤独などです。
物体Xに感染したかもしれない仲間を疑いながら、自分自身も物体Xになっている可能性に怯える科学者たちの姿は、人間の本質や存在意義を問いかけます。
また、南極の孤立した環境も、映画のテーマを強調しています。
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視聴方法