今回、紹介したい映像作品は「イノセンス」
気になるあらすじ
1995年の映画「攻殻機動隊」の続編です。
西暦2032年、人間とサイボーグが共存する近未来の世界。
公安9課の荒巻大輔とバトーは、人形のような外見をしたアンドロイド「ジェルフィッシュ」が暴走して人間を殺害する事件を追っていた。
事件の背後には、ジェルフィッシュの製造会社「ロコス」の社長であるキムが関わっていることが判明する。
キムは、ジェルフィッシュに自分の意識を移植することで永遠の命を得ようとしていたのだ。
しかし、その過程でジェルフィッシュは人間の感情や記憶を持つようになり、暴走を始めたのだった。
知りたい映像作品ジャンル
ジャンル : 切なくちょっと怖いサイバーパンク
原作 : 士郎正宗さんのマンガ
放送開始 : 2004年~
3つの楽しみポイント
①映像美
この映画は、日本初の全編デジタル撮影のアニメーション映画であり、細部までこだわった美しい映像が魅力です。
特に、ジェルフィッシュの群れが舞うシーンや、荒廃した街並みを走るバトーの車のシーンなどは、圧巻の映像美を堪能できます。
また、映画の中には、中国の古典絵画や西洋のルネサンス絵画などの名画が登場し、アニメーションとの対比が美しいです。
②音楽
この映画の音楽は、菅野よう子が担当しており、オーケストラや合唱、民族楽器などを用いた壮大なスコアが映画の世界観を盛り上げています。
特に、草薙素子のテーマ曲である「Follow Me」は、感動的なシーンにぴったりの美しいメロディーです。
また、映画の中には、バッハやヘンデルなどのクラシック音楽も登場し、映像との調和が素晴らしいです。
③テーマ
この映画は、人間と機械の境界やアイデンティティ、生と死などのテーマを掘り下げた作品です。
ジェルフィッシュは、人間のように感情や記憶を持つことができるのか?
キムは、自分の意識を移植することで本当に永遠の命を得ることができるのか?
バトーは、草薙素子との別れをどう受け止めるのか?
など、様々な問いが映画の中に投げかけられています。
観る者によって、答えは異なるかもしれませんが、それぞれの解釈を考えることができる深い作品です。
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視聴方法