今回、紹介したい映像作品は「境界のRINNE」
気になるあらすじ
女子高校生・真宮桜は、幼いころに神隠しに遭い、あの世でもこの世でもない境界・輪廻の輪の近くに連れて行かれた過去をもつ。そのせいで霊が見えるようになってしまった桜は、高校に進学しても登校しない隣席のクラスメート・六道りんねのことを気にかけていた。
ある日、桜は教室で悪霊化したチワワと戦う羽織姿の少年を見てしまうが、その少年こそりんね本人だった。りんねは現世に彷徨う霊魂たちを導き輪廻の輪に乗せる「死神のような仕事」を人知れず行っていたが、祖父の死後赤貧に喘ぎ、死神道具の購入資金に充てる小銭にさえ事欠き、老朽化した高校のクラブ棟にこっそり住み着いていた。桜はりんねに力を貸して仕事に協力することになり、やがて自分を助けてくれた死神・魂子と再会する。魂子はりんねの祖母であり、りんねが死神の仕事をしなければならない理由を桜に明かす。
りんねは死神と人間による混血であり、力が正統な死神には劣るため、強力な悪霊相手では道具に頼らなければならないのだった。やがて、りんねを借金地獄と極貧生活に突き落とした張本人であり、実の父親で堕魔死神のボスでもある鯖人らと激しいバトルを繰り広げていく。
小学校時代から桜に思いを寄せる祓い屋の十文字や記死神・架印、堕魔死神・れんげや悪魔・魔狭人らが巻き起こす幾多の事件や騒動を解決したり、この世に未練を残す幽霊たちを協力して輪廻の輪へと送り成仏させたりするにつれ、二人は次第に強い信頼と絆で結ばれていき、いつしか互いに惹かれ合うようになる。
知りたい映像作品ジャンル
ジャンル : コメディ
原作 : 高橋留美子さんのマンガ
放送開始 : 2015年~
3つの楽しみポイント
①高橋留美子のコメディタッチが光る
この作品は、高橋留美子による漫画を原作としたテレビアニメです。高橋留美子は、『うる星やつら』や『らんま1/2』などの名作コメディを生み出した漫画家として知られています。本作でも、高橋留美子の得意とするコメディタッチが光ります。死神や霊魂といったオカルト要素をネタにしたギャグやパロディが満載で、笑いあり涙あり恋ありの展開が楽しめます。
②個性的で魅力的なキャラクターたち
主人公の六道りんねをはじめとするキャラクターたちは、それぞれ強い個性を持っています。霊が見える女子高生・真宮桜、りんねの祖母で死神・魂子、りんねの使い魔で黒猫・六文、桜に想いを寄せる祓い屋・十文字、記死神・架印、堕魔死神・れんげ、子供の頃からりんねを逆恨みする悪魔・魔狭人や死神・沫悟、そして彼らの契約黒猫らが登場します。彼ら彼女らの関係ややりとりは見どころです。
③キュートでポップな作画と音楽
アニメーション制作はブレインズ・ベースが担当し、キャラクターデザインはたむらかずひこが担当しています。原作の雰囲気を損なわずに、キュートでポップな作画で表現されています。また、音楽は本間昭光が担当し、オープニングテーマはPile(真宮桜役)、エンディングテーマはKEYTALK(第1シリーズ)、GLIM SPANKY(第2シリーズ)、Softly(第3シリーズ)が歌っています。音楽も作品のテイストに合っていて、明るくて元気になれる感じです。
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視聴方法