今回、紹介したい映像作品は「悪魔のいけにえ」
気になるあらすじ
この映画は、1974年に公開されたアメリカのホラー映画で、テキサス州の田舎で起こった連続殺人事件を題材にしています。主人公のサリーとその仲間たちは、サリーの祖父の墓参りのためにテキサスを訪れますが、途中でヒッチハイカーを拾ってしまいます。そのヒッチハイカーは精神異常者で、彼らを襲いますが、なんとか逃げ出します。しかし、彼らは近くの家に助けを求めると、そこはヒッチハイカーの一家が住む家でした。その一家は人肉食の殺人鬼であり、チェーンソーを持ったレザーフェイスと呼ばれる男が彼らを次々と惨殺していきます。サリーは一人生き残りますが、恐怖と狂気に満ちた地獄を味わうことになります 。
知りたい映像作品ジャンル
ジャンル : ホラー
主演 : マリリン・バーンズ
再生時間 : 83分
3つの楽しみポイント
①実際に起こった殺人事件を題材にした、リアルで衝撃的なホラー映画であることです。
この映画は、テキサス州で起こったエド・ゲインという連続殺人鬼の事件をモチーフにしています。エド・ゲインは人間の皮を剥いだり、死体を飾ったり、人肉を食べたりするという凶悪な犯行を行っていました。この映画では、彼の行為をレザーフェイスというキャラクターに投影しています。また、映画の冒頭には「これは実話である」というテロップが出ており、観客に恐怖感を与えます 。
②低予算で制作されたことで生まれた独特の雰囲気と演出
この映画は、当時無名だったトビー・フーパー監督が約30万ドルという低予算で制作しました。そのため、撮影や編集などに工夫や工作が必要でした。例えば、撮影は16ミリフィルムで行われ、色彩や粒子が荒くなりましたが、それがかえって不気味さを増しました。また、殺人シーンでは血や内臓などのグロテスクな描写はほとんどなく、暗示やカット割りで表現されましたが、それがかえって想像力をかき立てました 。
③チェーンソーを持ったレザーフェイスというアイコニックなキャラクター
この映画の最大の見どころは、人間の皮を被りチェーンソーを振り回すレザーフェイスという殺人鬼です。彼は言葉を発しないで無表情で殺戮を行いますが、その正体や動機はほとんど明かされません。彼は家族や社会から孤立した存在であり、精神的に幼稚であります。彼の恐ろしさと哀れさは、ホラー映画の歴史に残るキャラクターとなりました 。
関連動画
視聴方法